こんばんば、ネットワークインフラ技術部のよつばです。
先日とても感動したことがあったので、皆さんに共有したいと思います。
最近ラボ内で何かと話題の自走式〇〇には、ESPr Developer(エスパーデベロッパー)というものが載っています。このソフトウェアはラボメンが書き、Arduino Studioでコンパイルの後、USBケーブル経由でPCからbinファイルを転送して書き込んでいました。
自走式〇〇の制御方式は、内部にWebサーバが立っており、HTTPのGETメソッドでコマンドを送信しています。つまりブラウザから制御できるわけです。
そんなわけで、ラボのLANに入れれば無線LAN経由で自走式〇〇を制御できることになります。
ただ、ESPr Developerのソフトウェア更新をする際にはPCに繋ぐ必要があるので、ラボの外から更新するとなると、一旦だれかが自走式〇〇をPCに接続する必要があります。
その課題を、あるラボメンがトンデモナイ画期的な方法を見つけてきて解決しました。
もう一つのWebサーバ
ソフトウェア更新のためだけにもう一つWebサーバを立てます。binファイルはそのWebサーバにPOSTし、更新する仕掛けとするのです。
こうするとどこにいても無線LANの届く範囲内なら、ESPr Developerのソフトウェアを更新できます。どこでも更新です。
目からうろこです。更新用のWebサーバを立てる。
動画の説明
あまりの感動に、この感動を伝えたいと動画に収めました。ただ、わかりずらいので、解説します。
左手にESPr Developer、右手のPCにArduino Studioとブラウザが2つタブが開いています。
- まず、ブラウザから操作できることを確認しています。
- 次に、Arduino Studioでコンパイルしています。
- ブラウザのソフトウェア更新用画面のブラウザタブに切り替えます。
- ローカルのbinファイルを指定し、更新ボタンを押します。
- しばらくするとアップデートされます。なぜかアップデート中タイヤが回ります(笑)。
- 自動で起動しているので、操作画面のタブに切り替え、操作できることを確認しています。
ただこれ、凄くない?と言ってわかって貰えるのは、ラボ内でも数人だと思います。