名古屋の中心で水辺のある街「名古屋」を彩る

遅くなりましたが、先日の堀川WMFのレポートです。

名古屋に新たな魅力を創るべく始めた
OPEN BETA LABの「プロジェクト堀川」。

第17回堀川ウォーターマジックフェスティバルで通信機能を
持ったLED電飾システムを設置しました。
会場は名古屋中心部にある錦橋~納屋橋間の堀川で,
堀川に浮かぶ船上バーと乗船場を結ぶ渡し船及びその乗船場を
上記システムで演出しました。
堀川は名古屋城の城下町に熱田湊(現在の名古屋港)から
物資を運ぶために開削された運河でその両岸では
多くの商人が商売をし、春には桜並木を花見舟で楽しむ人々で
あふれていました。

まちと川の結びつきが切れてしまった現代において、
川の存在を身近に感じるきっかけとして仕掛けられた
渡し船でしかいけない船上バーの趣旨にのっとり
ラボでは乗船場を堀川への玄関口として光の屋根と光の土間
として演出するとともに渡し船を光の箱船として
単なる移動手段ではなく、アトラクションとなるよう
演出を行いました。
LED電飾システムには、
前回製作したSUPイルミネーションシステムを発展的に
応用しており電飾相互間で通信を行うことで互いの距離により
電飾の色が変化する仕掛けとしました。
これは市販されているLEDテープには無い機能で
長時間稼働に対応した電源供給やマイコンボードへの給電にも
対応した回路基盤の開発および演出にあわせた
複数のプログラミングとその実験を繰り返し、
システムを完成させました。

ただ、システムは当日の短い準備時間で設置できるよう
ユニット化していましたが
当日午前中の超大雨により非常にタイトな準備となり
ラボメンバーの大学ロボコンで鍛えられた対応力が
活かされました。
フェスティバルに来場した多くの人々にLED電飾システム
による演出を楽しんでいただき、我々のものづくりが大好きな
名古屋の魅力向上に一歩貢献できましたが、
引き続き名古屋の魅力を倍増できるよう取り組めたらと
思います。

今回用いたマイコンボードはmicro:bitという
教育用マイコンです。名古屋の各学校が堀川の電飾を
プログラムで競う日が来ても面白いですね。

文責:Kanematsu

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