あけましておめでとうございます。
ネットワークインフラ技術部のよつばです。
当部ではラボのコンピュータネットワークを中心としたインフラ整備を進めていきます。扱うものは、サーバ、ネットワーク、ワイヤレスなどになります。
そんな中でまずは第4のインフラとも言える「通信」を整えたいと思います。ラボのネットワークはまだとりあえずで購入された無線LANルータでしたので、これを今の要求に基づいた最適なルータに変更したいと思います。
要件
現時点でルータに求めるものを書き出してみました。
- 無線LAN
同時接続20以上、IEEE802.11 b/g/a/n/ac対応 - VPNサーバ
L2TP/IPSec対応(PPTPはiPhone/Mac OSで非対応)
VPNでやりたいことがいくつかあるのですが、その話はまた別の記事で。 - 価格
家庭用向けレベル(3万円程度まで)
製品選定
高機能なルータといえば、CiscoかYAMAHAが有名なところですが、そこまで高いものは求めていません。
VPNサーバ機能があって、L2TP対応で、そこそこの価格のものを探し、これに決めました。
Synology RT2600ac
https://www.synology.com/ja-jp/products/RT2600ac
Amazon価格で約3万円(2017年12月時点)
開封の儀
見た目がなかなかごついです。アンテナ4本あって、ビームフォーミング、MU-MIMO対応です。
ラボは比較的広く、多くの無線機器がありますが、これならどこでも安定して電波を掴めそうです。
設置
設置してみたところ、このような雰囲気に。
筐体の裏側に足があるのですが、アンテナ側にあります。
当初立て掛けようと思ったのですが、どうも寝かせて設置するもののようです。思ったより、設置場所面積を取ります。
セットアップ
初期セットアップは、PCが必要ですが無線LAN経由で可能です。
PCの無線LANの設定で、SSID「SynologyRouterSetup」に接続すると、専用の画面がでてくるので、adminのパスワードを設定します。
その後、ブラウザで「192.168.x.x」に接続し、管理画面のログイン画面が表示されるのでadminでログインします。
まるでデスクトップのような画面。実際アイコンをクリックしてアプリケーションのように起動します。
ルータの中でLinuxが動いているとはいえ、ここまでGUIを作り込まなくても、という気がします。Synologyは高機能なNASメーカーなので、それ用のGUIを流用しているのではないかと思います。
ここから設定をしていきたいと思いますが、続きはまた別の記事で。