うんこボタン

広報部です。こんばんは。

本日はラボの話ではなく、個人的にちょっと気になった他社製品のお話です。


公式ページより(2018/04/13現在)

うんこボタンです。ネットニュースなどで話題になっているので知っている方も多いかもしれません。

製品の機能としてはボタンを押すとその時間と内容がWebアプリに記憶されたり、LINEに通知が飛んだりするものです。この機能を使って、赤ちゃんのおむつを替える時に押すことで、排泄の記録に使うものです。公式ページにもある通り、それ以外のものの記録(例えば子供の帰宅通知)なんかにも使えます。

機能としてはそこまで複雑だとかすごいというものではありません。
このラボのメンバーのようにラズパイやArduinoを当たり前に使いこなすような人間にとっては、それほど難しいわけでもくやろうと思えば自力でできてしまうものです。

それでも、この製品が面白いなぁ、と思ったのは理由があります。

 

一つは、この製品の使い方(使用シーン)の提案です。
おそらくこの製品を使うユーザーとして想定(提案)されているのは、あまりITリテラシーが高くなかったりガジェットやIoTとかそういうものに興味がない層になると思います。
そういう人たちも困りごとを、わかってる人(ITリテラシーが高い人やガジェット好き)の人にとっては大したことでない技術で解決しようという、そこの結びつけがうまいな、と思うわけです。
だからこそ、操作はボタン一つというシンプルソリューションになったのだと思います。

もう一つは、利用シーンは提案しつつもユーザーに工夫の余地を残している事。
前述したとおりメインは排泄の記録ですが、ボタンの割り当て(アイコン)は替えることができるので、他の用途に使うこともできます。究極的には「ボタンを押せばその時間が記録できるor LINE通知が飛ぶ」だけなので、「これであなたは何をしますか?」という問いをユーザーに投げかけ、使用用途を発掘してもらおうという意図も見え隠れします。そういう、ユーザーの創意工夫を掻き立てる余地も残してある(その事で、私達のようなガジェット好きを食いつかせる)のがまたうまいなと思うのです。

 

なお、うんこボタン自体はもともとクラウドファンディングの支援者に販売されていたものですが、近々一般販売されるとのことです。私も興味を持ったので、入手してみようと思っています。(私自身もおむつを使う子供の親でもあるのでちょうどいい機会ですし)
技術的なことが知りたい方はこちらに詳細が公開されているので、これをもとに自作するのも面白いと思います。

 

お断り
本記事は広報部の個人的な感想に基づくもので、合同会社オープンベータラボラトリの公式見解ではありません。また、メーカーの144Lab様とは一切関係ない非公式な情報です。

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